ベートーベンを取り巻く愛、影、喪失、そして運命を描いた中村倫也主演の同名ミュージカルをスクリーン上映。2018年に韓国で初演された作品を、河原雅彦の日本版上演台本、演出、森雪之丞の訳詞で22年10~11月に東京、大阪、金沢、仙台で上演した。 ベートーベンが、残り少ない人生に向き合う中で書いた一通の手紙が一人の女性の元へ届く。聴力を失った青年ルードヴィヒが絶望の中、死と向き合っていた夜、吹きすさぶ嵐の音とともに見知らぬ女性マリーが幼い少年ウォルターを連れて現れる。すべてが終わったと思っていたルードヴィヒに、マリーが別の世界の扉を開ける。ルードヴィヒが新しい世界で新たな出会いに向き合おうとするが、すべては新たな悲劇の始まりだった。 青年ルードヴィヒ役を中村、マリー役を木下晴香、もう一人のルードヴィヒと青年役を福士誠治がそれぞれ演じる。